はしもとクリニック(内科・消化器科・胃腸科)
〒661-0002
兵庫県
尼崎市塚口町1-15-4
三木ビル2F
阪急塚口駅より北徒歩3分
TEL : 06-6427-8864
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大腸内視鏡検査(大腸カメラ)で大腸癌の予防を!

 大腸癌は現在わが国で死因の上位を占めており、食生活の欧米化に伴い大腸癌の罹患率は急増し、近い将来死因のトップとなると予想されています。

 一般に大腸癌は食肉(特に脂っこい牛肉)の摂取量と相関していると言われています。食生活の改善とともに大腸内視鏡検査にて大腸癌の早期発見に努めましょう。大腸癌は極早期に発見できれば、開腹手術でなく内視鏡的に切除することも可能です。

 現在大腸癌の検診には通常便鮮血検査を2回おこなっています。しかしこの検査では早期癌の1割、進行癌でも5割位しか見つからないというデータがあります。つまり便鮮血検査で異常がなくても大腸癌は否定できないということです。確かに日本人は痔が多く、そのための出血かもしれませんが、便鮮血検査で1回でも陽性(異常)だった方は大腸内視鏡検査(大腸カメラ)にて大腸癌のチェックが必要と思われます。便鮮血で陰性(出血なし)の方も便通異常・下腹部痛などの症状のある方は大腸内視鏡検査(大腸カメラ)をお勧めします。

 大腸癌の約9割は大腸腺腫という良性腫瘍(大腸ポリープの大部分)を経てゆっくりと大きくなってきます。従って大腸腺腫の段階で内視鏡的に切除してしまえば約9割の大腸癌は予防できると考えられます。実際アメリカのデータでこれを裏付けるものも発表されています。大腸内視鏡検査(大腸カメラ)で大腸癌・大腸腺腫(ポリープ)を検査・治療して、大腸癌を予防しましょう。

大腸内視鏡(大腸カメラ)以外の検査は?

 大腸内視鏡検査(大腸カメラ)以外の大腸の検査には一般に便鮮血検査と注腸透視があります。
 便鮮血検査は前記の通り早期癌の1割、進行癌でも5割しか見つけることができず、感度が悪く精密検査とは言えません。

 注腸透視はバリウムを使って大腸をX線で見る検査ですが、大腸内視鏡検査と同様の前処置(大腸を空っぽにするための処置)が必要なうえ、大腸の重なりのためS状結腸が観察しづらい点、残便とポリープとの区別が難しい点及び検査の性格上、平坦な腫瘍はまず見つからない点などが問題となり、たとえポリープなどが認められた場合確定診断及び治療のため大腸内視鏡検査をあらためてする必要があります。また被爆の点でも特に若い方にはお奨めできません。

 このような理由で当院では、大腸内視鏡検査(大腸カメラ)のみ施行しています。

苦痛の少ない大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を

大腸の病気は気になるけど、大腸内視鏡検査(大腸カメラ)はつらいって聞いて・・・

 大腸内視鏡検査(大腸カメラ)は胃カメラ以上に、検査に伴う苦痛及び検査の安全性が検査医の経験に左右されます。当院では兵庫県立塚口病院などでの10年以上にわたる大腸内視鏡検査の経験をもとにできるだけ腸管を伸ばすことによる苦痛がないように工夫し大腸内視鏡検査をしております。しかし大腸の長い方やお腹の手術などにより腸に癒着のある方では多少痛みを伴うこともありますので、軽い麻酔をかけて少しボーっとした状態で楽に検査を受けて頂いています。

 尚、麻酔を使いながらの検査では呼吸抑制などの副作用がおこることがありますので、血液中の酸素濃度や心拍数をモニターしながら安全に検査して頂けるよう配慮しております。

 但し、重い心臓や肺の病気のある方、ご高齢の方、その他麻酔が危険と考えられる方では、医師の判断により麻酔を使えないこともあります。安全第一ですので、ご了承下さい。

 また、稀に腸の癒着、腫瘍による腸管の狭窄(細くなること)、大腸過長などにより全大腸の観察ができない場合もあります。

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)予約

原則として来院しての予約となります。

 診察のうえ全身状態のチェック及び必要な血液検査をさせていただき、検査日を決めて頂きます。
 この時、検査に伴う偶発症の説明・ポリープ切除希望の有無および前処置の説明をし、下剤・検査食をお渡しします。
 尚、来院(診察)の予約は電話でも受け付けております。

予約・お問い合わせは下記にご連絡ください
TEL : 06-6427-8864

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)の流れ

A. 前処置(実はこれが一番大切です)
 大腸内視鏡検査(大腸カメラ)は胃カメラと違い腸の中を空っぽにするという前処置が非常に大切で、しかも時間がかかります。


a.便秘の方

  • 3日前よりラキソベロン1/2本眠前に200cc以上の水とともに飲んで下さい。水分は多めに摂って下さい。 この頃より食事に注意して下さい。(後述)
  • 検査前日夕食は早めにすまし、眠前にラキソベロン1本飲んで下さい。夕食後も水分の摂取はOKです。
  • 検査当日朝早くより腸管洗浄液1800ccを飲んで下さい。便が水様透明になれば検査できます。十分に便が出ない時は院内で浣腸をしてから検査をします。水分は多めに摂りましょう。

b.便秘でない方

  • 検査前日は眠前にラキソベロン1本飲んで下さい。 夕食後も水分の摂取はOKです。
  • 検査当日朝早くより腸管洗浄液1800ccを飲んで下さい。便が水様透明になれば検査できます。十分に便が出ない時は院内で浣腸をしてから検査をします。水分は多めに摂りましょう。
腸管洗浄液を飲んでいる時腹痛があれば、直ちに中止し、当院へご連絡下さい。
当日水分は飲んで頂いてもかまいません。
心臓・高血圧・精神科の薬以外は飲まないで下さい。特に糖尿病のお薬は飲まないで下さい。インスリンは打たないで下さい。
血液をさらさらにするお薬(抗凝固薬:ワーファリン。抗血小板薬:バファリン、パナルジン、ドルナー、アンプラーグ、エパデール、プレタールなど)は生検(細胞・組織の検査)の際、血が止まりにくくなります。約1週間前より服用を止めて頂く必要がありますので、主治医とご相談下さい。
アレルギー(特に麻酔の薬に対して)、心臓病、不整脈、緑内障、前立腺肥大のある方は検査前にお知らせ下さい。



B.来院後の準備〜検査
1. 便が無色透明になったのを確認し、術衣に着替えていただきます。

2. 麻酔のための点滴をします。

3. 血圧、血中酸素濃度など確認後、前投薬(麻酔薬や腸の動きを止める薬)を投与します。

4. 肛門周囲にゼリーで局所麻酔をした後、検査を開始します。
 大腸の奥まで内視鏡を挿入するのに5〜10分位かかります。その後見落としのないよう、ゆっくり観察しながら内視鏡を引き抜いていきます。20〜30分で検査終了です。
ポリープを切除する場合、その数にもよりますが、約40分かかります。

5. 検査終了後、麻酔が覚めるまでベッドで休んで頂きます。場合によりお腹のレントゲン撮影にて腸の穿孔などがないことを、念のため確認します。

6. 検査結果を説明致します。
 尚、ポリープ切除や生検を行なった方は、その結果は1〜2週間後となりますので、診察予約をして、帰宅して頂きます。

  • 尚、当院では腸管洗浄液を安全に飲んで頂くように腸閉塞などがないことを確かめるため、腹部レントゲン写真を予め撮らせて頂いております。
  • 腸管洗浄液を飲んでいる時に腹痛、嘔吐などありましたら、すぐに服用を中止しご連絡下さい。特に便通異常のある方は注意して下さい。
  • 大腸内視鏡検査(大腸カメラ)後・大腸ポリープ切除後に腹痛のある方はご連絡お願いします。軽い腹痛でしたら、検査中に入れた空気によるものと思われます。この場合オナラが出ることにより治まってくると思いますが、強い腹痛や次第に強くなる腹痛の場合はご連絡下さい。また、強いむかつきが治まらない場合や、発熱を伴う腹痛のある場合もご連絡ください。
  • ポリープ切除後は数日間切除部より出血することがあります。便に少し血が混じる程度であれば、消化の良い食事を摂り安静にして様子を見て頂いて宜しいと思いますが、大量に血液だけ出るようでしたら、すぐにご連絡下さい。
  • ポリープ切除後は数日間〜1週間下記のことは控えて下さい。
    仕事(特に体を動かす仕事)、旅行・出張(特に車での),暴飲暴食、運動など。また重要なイベント、会議なども入れないでください。
  • 当日は検査終了後2時間位して腹痛がなければ、消化の良いものを食べて頂いて結構です。
    水分は検査後麻酔が覚めたら摂って頂いて結構です。尚、当日の飲酒、刺激物の摂取、運動は止めてください。
  • 麻酔を使用した場合、麻酔が覚めた後も注意力は低下していますので、当日の車・バイク・自転車の運転はじめ注意力を必要とする作業はできません。ご高齢の方はできるだけご家族の方の付き添いをお願い致します。
  • 腸管の動きを止める薬の影響で目がかすんだり、尿が出にくいことがあります。2〜3時間で軽快することがほとんどですが、長く続くようでしたら、ご連絡ください。

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)前の食事について

 検査3日前より次のものは控えてください。(特に普段便秘の方)
 野菜(ごぼう、レンコン、とうもろこし、ねぎ、白菜、キャベツなど)、海藻類、きのこ類、ごま、こんにゃく、種のある果物など
 検査前日は検査食を食べて頂きます。その他水分(水、お茶、コーヒー、紅茶、スポーツ飲料、実のないジュースなど)は十分に摂ってください。牛乳、乳製品、実のあるジュースは控えてください。
 当日は腸管洗浄液を飲んで頂きます。水分(上記)、飴玉は摂って頂いて結構です。 普段服用している薬については上記参照してください。

同日大腸ポリペクトミー(内視鏡的大腸ポリープ切除術)

 大腸内視鏡検査(大腸カメラ)にてポリープが見つかった場合、その場でポリープ切除も行なっています。同意書が必要となりますので、検査説明時にその旨お知らせ下さい。
 但し大きなポリープ、粘膜に広く拡がったタイプの腫瘍など術後の出血などの危険が高いと予想され、入院でのポリペクトミーが望ましいと考えられる場合には総合病院を紹介させて頂きます。

  • 大腸ポリープ切除後は数日の自宅安静が必要となりますので、旅行や重要なイベント等は入れないで下さい。お仕事をされている方は仕事の段取りをつけてから治療を受けるようにして下さい。
  • 血液をさらさらにするお薬(抗凝固薬:ワーファリン。抗血小板薬:バファリン、パナルジン、ドルナー、アンプラーグ、エパデール、プレタールなど)は生検(細胞・組織の検査)の際、血が止まりにくくなります。約1週間前より服用を止めて頂く必要がありますので、主治医とご相談下さい。
  • アレルギー(特に麻酔の薬に対して)、心臓病、不整脈、緑内障、前立腺肥大のある方は検査前にお知らせ下さい。